【AFP=時事】フランス各地で7日、反政府デモが行われ、社会的公正とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領の辞任を求める運動を再び勢いづけたいデモ隊と警察とが衝突した。

マクロン大統領の政策に抗議する「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動は昨年11月に始まったが、夏にかけて徐々に勢いが衰えた。運動の指導者らは、政府による定年年齢改正への着手に合わせて国内各所でデモを展開し、支持を得たい考えだ。

 フランス南部モンペリエ(Montpellier)にあるシティセンターでの集会には、約2000人が集まったと市当局者は発表。しかし、主催者側は約5000人が集結したとしている。警察とデモ隊の衝突では、デモ隊を散らそうと催涙弾が用いられ、火炎瓶によって無人の警察車両が炎上している。

 また複数の店舗に被害が及び、7人の身柄が拘束された他、警官らに向けて物を投げたデモ参加者らを中心に9人が逮捕されている。この衝突では、警官7人が軽傷を負った。

 モンペリエ当局は、デモでの暴力行為にアナキスト集団「ブラック・ブロック(Black Bloc)」のメンバー約500人が加わっていたと指摘している。

 モンペリエ以外では、首都パリや南部マルセイユ(Marseille)、北部のルーアン(Rouen)やリール(Lille)、東部ストラスブール、中部ディジョン(Dijon)や南西部のボルドー(Bordeaux)とトゥールーズ(Toulouse)で小規模なデモが起きた。

 パリでは、約800人が抗議デモに参加した。過去に起きた大規模な衝突と激しい破壊行為により、市内のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りでは抗議デモが禁じられている。当局によると、首都では107人の身柄が拘束されたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000024-jij_afp-int


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