【バンコク=田原徳容】国民の9割以上が仏教徒のタイで、ウルトラマン姿のブッダを描いた絵が物議を醸している。「仏教を侮辱している」との批判の一方、「表現の自由だ」と擁護する声も上がり、13日のオークションで200万バーツ(約710万円)で落札された。

 絵は、東北部ナコンラチャシマ県の女子大生が描いた。4点あり、9月上旬に県内で展示された。

 タイではウルトラマンの人気が高く、インターネットなどで注目を集めたが、文化相や県知事らが苦言を呈し、仏教団体からも「不謹慎だ」などの非難が相次いだ。展示は中止となり、謝罪に追い込まれた女子大生は「ブッダはウルトラマンのような英雄的存在であると伝えたかっただけだ」と語っていた。

 この事態に反発した実業家や写真家らが絵画を買い取った。2点がインターネットオークションに出され、もう1点にも60万バーツ(約210万円)の高値がついた。収益の一部は女子大生の教育支援に充て、残りは病院に寄付するという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190914-00050304-yom-int


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