【AFP=時事】欧州航空機大手エアバス(Airbus)に対するサイバー攻撃が相次いでいると、治安筋がAFPに明らかにした。ハッカーらは技術上の機密情報を狙ってエアバスのサプライヤー(供給企業)を標的としており、中国の関与が疑われるという。


捜査に関わっている複数の治安筋によると、エアバスは過去12か月の間に4回、大規模なサイバー攻撃を受けたという。

 世界有数の旅客機メーカーであると同時に軍用機も供給しているエアバスは、最先端の技術を保有していることから、サイバー攻撃の標的になりやすいと以前から考えられてきた。

 エアバスは今年1月、「データへの不正アクセス」を招いたセキュリティー問題があったことを認めているが、事情に詳しい筋は過去1年間にわたって集中的でより規模の大きい攻撃があったと述べている。

 ハッカーらの標的となったのは、英エンジンメーカーのロールスロイス(Rolls-Royce)、仏技術コンサルタント・サプライヤーのエクスプレオ(Expleo)に加え、エアバスと契約を結んでいるフランスの請負企業2社。ただAFPは、この2社の具体名は特定できていない。

 航空宇宙産業のセキュリティー専門機関、ブーストエアロスペース(BoostAerospace)のロマン・ボタン(Romain Bottan)氏は、これらの攻撃からは、ハッカーらがエアバスのシステムに侵入することを狙い、脆弱(ぜいじゃく)なリンクを探していたことが分かると指摘。

「巨大企業は非常によく保護されており、侵入しにくい。よってより小規模の企業が標的になりやすい」と話している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00000038-jij_afp-int


PDF