(CNN) 中国でこのほど開催されたヘリコプター博覧会で、UFO(未確認飛行物体)のような特異な外観の試作機がお披露目された。

中国メディアが「超級ホホジロザメ」と呼ぶこのヘリは、21世紀の技術というよりも1950年代のSF映画を思い起こさせる。ただし中国では、「未来のデジタル情報戦場」を念頭に開発された「武装ヘリ」とされている。

国営環球時報はヘリの画像を掲載。米国のAH64アパッチやCH53シースタリオン、ロシアのKa52やMi26など、性能実証済みの現代的なヘリのデザインを融合させた機体だと伝えた。B2爆撃機を含むステルス機が採用する翼胴一体型の設計も有している。

機体は全長7.6メートル、高さ約3メートルで、乗組員2人のスペースを備える。計画図には外板が回転翼とエンジンを覆う様子が描かれており、こうした構造がヘリにステルス能力を付与するとみられる。

試作機は先週、天津市の中国ヘリコプター博覧会で展示された。今回は地上展示のみで、今のところ飛行には至っていない。

UFOに触発されたヘリコプターとしては1950年代にも、アブロ・カナダが似たような外観の「VZ9アブロカー」を開発した例がある。この機種は最終的に米軍によって製造と試験が行われた。

試験飛行の結果、1メートル以上の高度に達すると不安定になることが判明。速度は時速56キロしか出せなかった。

米軍は61年にアブロカーのプロジェクトを白紙化したが、もちろんこれ以降、テクノロジーは大きな前進を遂げた。

近年では中国が新たな軍事技術の開発で先頭に立っていることもあり、「超級ホホジロザメ」に引き続き注目する価値はある。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191017-35144114-cnn-int

CNN.co.jp


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