G20外相会合を間近に控えた名古屋で物騒な事件が摘発されました。放射性物質などを許可なく所持したとして逮捕された名古屋市守山区の男は、過去にも自ら製造した爆薬で爆発事故を起こしていました。

 さらに本人のものとみられるツイッターでも、爆弾で周囲を巻き込もうとするような投稿を繰り返していたことも分かりました。

<ツイッター>
「自決するときは、最低3桁人数巻き添えにするんで」

 なんとも物騒な書き込みをしていたこの男…。

(リポート)
「午前8時半です。市川容疑者を乗せた車が検察庁へと向かいます」

 名古屋市守山区の会社員・市川貴紀容疑者(34)は今年4月、自宅アパートで許可なく、放射性物質「アメリシウム241」が入った容器8個と、爆薬の原料となる「塩素酸カリウム」157グラムを所持した疑いで逮捕されました。

 市川容疑者の投稿とみられるツイッターには…。

<ツイッター>
「アメリシウムを活用した超小型原爆の話はどこで見れるんだろ」
「10ktぐらいの原爆なら名古屋の南の方打ってくれると職場が吹っ飛ぶので助かる」

 どこまで本気かはわかりませんが、爆発物への異様なまでの関心がうかがえます。

 そもそもアメリシウムとは、プルトニウムから生成される放射性物質で、体内に取り込まれると内部被ばくするおそれがあります。

 その危険性について専門家は…。

柴田理尋教授:
「密封されてない状態ですとアルファ線(放射線)を出しますから、長時間体内に取り込んでしまったりですとか、皮膚についたりすることがおこると、それはあまり望ましくない状況になるでしょうけれども。多量にあると放射線量が高くなりますから、放射線としての被害が起こる可能性があります」

<ツイッター>
「アメリシウムキター」

 これは2015年8月、アメリシウムを入手した際の投稿とみられます。画像には「注意・放射性物質が含まれている」と記載されています。

 火災を知らせる煙感知器の部品で、部品にアメリシウムが使用されています。海外の通販サイトにはこの煙探知機の部品が日本円で100円ほどで販売されていて、市川容疑者もこうしたサイトを通じて輸入し入手していたとみられます。

(リポート)
「市川容疑者はこちらの集合住宅の一室で放射性物質であるアメリシウムを持っていたということです」

 5年ほど前からこのアパートに一人で暮らしていたという市川容疑者。

近所の男性:
「全然知らん、顔も。放射線出るで心配だなあと思うわな」

同じアパートに住む男性:
「彼が入居する時に最初挨拶に来た。関心な子だなあと。それ以来全然会ってない」

 実は市川容疑者は大学時代に化学を専攻。在学中に専門知識を悪用して製造した爆薬を誤って爆発させる事故を起こしていました。

 さらに、テロにも使われる高性能爆薬などを製造した罪で有罪判決を受けた、名古屋市緑区の元男子大学生(20)とも市川容疑者はSNS上で情報交換をしていました。

(市川容疑者の供述)
「誤爆に懲りたから爆発物の生成はしていない」

 調べに対し「アメリシウム」の所持については容疑を認める一方、爆薬の原料「塩素酸カリウム」の所持については否認しています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191106-00025188-tokaiv-soci

東海テレビ


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