【香港=角谷志保美】香港で政府への抗議運動に参加する学生らが香港理工大学に立てこもり、緊迫した状況が続いている。投降する学生も相次いでいる模様だが、香港政府によると19日朝時点で約100人が構内に残っているという。理工大付近で起きた17日夜の衝突の最中に、東京農大の日本人男子学生(21)が当局に拘束されていたことも判明した。

 理工大周辺では、17日から18日未明にかけて、デモ隊と警官隊の大規模な衝突があった。警察は18日から理工大を包囲し、中に立てこもる学生らを全員拘束する方針を示している。

 香港政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は19日朝の定例記者会見で、これまでに約400人が自ら理工大を出て投降したり、逃走しようとしたりして警察側に拘束されたと明らかにした。

 構内にはほかに中高生らが約200人いたが、所属校の校長らの仲介により、外に出ることが認められたという。警察側は18歳以下については拘束せず、名前などを登録した上で帰宅させる対応をとっている。

 林鄭氏は会見で「中に残る暴徒が極端な行動をとれば平和的な解決は難しくなる」と警告した。

 日本政府関係者によると、拘束された東京農大生は短期滞在の旅行者で、デモに参加していたわけではなく、17日夜、デモの見物に訪れていた。19日午前の時点で釈放されていないが、在香港日本総領事館によると、けがなど健康面の問題はないという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00050118-yom-int

読売新聞オンライン


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