イタリアで新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している。中国に渡航歴のない人の感染が21日に発覚して以来、24日までに感染者は200人を超え、5人が死亡した。アジア以外で初めての大規模な感染地域となり、欧州の周辺国も警戒を強めている。

 イタリア第2の都市ミラノがある北部ロンバルディア州では165人の感染が確認され、社会に動揺が広がっている。

 ミラノ市内のスーパーでは市民が食料品などの買いだめに走り、商品棚から品物が消えた。感染者が確認された11の町では住民約5万人が町外に出ることを禁じられ、警察官が町境に立って監視した。

 同州など北部の5州で学校が休校となり、博物館なども休館となった。世界中から観光客が訪れるベネチアのカーニバルも、25日までの予定を前倒しして閉幕。ミラノのオペラ劇場「スカラ座」は公演を取りやめ、大聖堂(ドゥオーモ)も閉鎖された。

 イタリア国内での感染は、21日にミラノ近郊のコドーニョで3人の感染が明らかになって以来、急速に広がった。1月下旬に中国から帰国したイタリア人と2月上旬に会食した38歳の男性が発症し、その妻や友人も次々に感染した。

 男性は症状が出る前に、約1200人が登録したハーフマラソンや、サッカーの試合などに参加。州が男性の勤務先や接触した可能性がある人へのウイルス検査を実施したところ、感染が相次いで確認された。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00000036-asahi-int

朝日新聞デジタル


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