海外から韓国にやって来る全ての入国者を対象に「検疫および帰宅管理」が強化された1日午後2時40分ごろの仁川国際空港第2ターミナル。ロンドン発の旅客機から降りてきた約270人の乗客が入国ゲートに向かうと、白い防護服にゴーグルとマスクを着用した空港の案内担当者7人に引き留められ、帰宅の方法について細かく質問された。「自家用車を利用する」と説明した入国者はそのままゲートから外に出たが、「自家用車はない」と答えた入国者は行き先ごとに列に並んで待たされた。

 この日午前0時から韓国政府は海外からやって来る全ての入国者に対し「入国後の自主隔離」を義務づけ、公共交通機関の利用を禁じる内容の検疫強化措置を施行した。ところが施行初日、仁川空港に到着した海外からの入国者のほとんどが防疫担当者に「自家用車で帰宅する」と説明し、悠々とゲートの外に出た。ある担当者は「ほぼ半分が自家用車を利用すると言っていなくなった」と伝えた。警察官や空港の職員もその場にいたが、彼らが直ちに自宅に向かったのか、あるいは本当に自家用車を利用したのかなどを確認する方法はなかった。

 京畿道のKTX光明駅には、30-40分間隔で20-30人の海外からの入国者が押し寄せた。1日で500人以上の入国者が来たが、彼らを案内する担当者は5人だった。原則として彼らは海外入国者専用の発券窓口、エレベーター、待合室を利用しなければならないが、ほとんどはこれを無視した。専門家は「外国人の入国を制限し、内国人を体系的に収容していれば起こらなかったことだ」と指摘した。

仁川=チェ・ウォンウ記者

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/02/2020040280047.html

朝鮮日報日本語版


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