【ベルリン時事】ドイツが他の欧州諸国と比べ、新型コロナウイルス感染による死者数を大幅に抑えることができたのはなぜなのか。

【グラフ】新型コロナウイルス 世界各国の状況

 初期に検査規模を大幅に拡大したこと以外に、政府も意図しない形で一役買ったのが、平時には批判の的となってきた「過剰病床」だった。

 ドイツの死者数は、感染者約16万人に対して約6700人。約2万8000人のイタリア、約2万7000人の英国、約2万4000人のスペインやフランスに比べ、4分の1程度に収まり、非常に少ない。

 新型ウイルスは、感染者が爆発的に増加すると、医療崩壊が起き、病床や人工呼吸器が不足し、死者数が急増する傾向が強い。特にイタリアでは緊縮財政で病院数が削減されてきたところに流行が重なり、死者数が膨れ上がった。

 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は3月、「先進国の医療は需要をぎりぎり満たす水準で効率的に運営されている」と指摘。このため事態急変への対応が難しいとの見方を示した。

 一方、ドイツは、集中治療室(ICU)病床数が新型ウイルス拡大前に、約2万8000床もあった。人口当たりではイタリアやフランスの2~3倍に当たる。

 実はドイツでは過剰な医療供給は、長年問題視されていた。世論に影響力のあるベルテルスマン財団は昨年、「(質が確保されない)小規模病院が多過ぎる」と、全国で病院数を半分以上削減する提言を発表したほどだ。

 しかし、新型ウイルスの拡大で状況が一転。シュパーン保健相は、常にICU病床の半数を新型ウイルス感染者のために空けておくよう病院に勧告した。こうして重症患者を適時に治療できる態勢を整え、多くの命を救えたが、これは過剰病床がなければ困難だったとみられる。

 ドイツ医師会のモントゴメリー会長は「病床数の多さが、ドイツの新型ウイルス抑制の大きな要因だ」と評価した。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200503-00000011-jij-eurp

時事通信

みんなの意見


名無しさん
危機管理の問題ですね
危機に対する備えは、危機が起きない限り無駄ですから
日本も保健所の数や職員を平常勤務が回るギリギリの線まで抑えていたので、現在大変なことになっています
PCR検査も同様の面があると思います
平常時に使い道もあまりないのに数百万円もする機材を揃えて、やることもあまりないのに職員を確保しておく
なんてことは無理でしょうね
返信16
名無しさん
コンクリートから人へと民主党政権時に悪者にされた建設業が東日本大震災で見直されたのと同じですね。政治的パフォーマンスによる淘汰はよくない。悪いのは利権や不正であり、大部分の業界の方々は真面目に働いています。特に誰でもできない必要な仕事をしている方々には感謝の気持ちを持たないと
返信3
WITHコロナ時代「自利利他」
功罪いろいろあるが、今の世界はグローバリズム、新自由主義経済の進展とともに、効率化、生産性の向上、無駄の排除の方向で急速に突き進んできた。その陰でハンドルの遊びのような余力、余裕が社会、人間の心からなくなり非常に危機に弱い体質に各国ともなって来てしまっていた。ポストコロナの時代は、社会における極端な効率化の進め方について再検討していくべきだと思う。うまく表現できないがバランスのとれた人間社会の成長を図り、経済成長至上主義の価値観からの脱却が求められると思う。
返信0
asianrobo
なんか、日本のマスコミは、ドイツは成功してる!死者少ない!って感じの報じ方してるけど、そんなドイツでさえ、実数で日本の10倍以上、100万人当たりなら20倍以上の死者が出てるんだけどね。
それと、余剰を単純に無駄としていては、今回のような非常時に対応できないと言うだけの話なんだら、そういった議論はきちんとすべきだと思うわ。
返信9
ケセラセラ
難しいなぁ。平時には無駄を省いて効率化を図るのは当たり前だけど、緊急事態にはそれが役に立つ。個人レベルの保険でも同じ事が言えるよな。
返信1
名無しさん
日本のマスコミでも大人気!
なぜ、ドイツを見習え・ドイツはスゴイになるのか
さっぱり理解できない。
確かに医療崩壊は起きていないけど、死者は日本の10倍以上。
このウイルスは無症状感染者がいるので、
どこの国でも感染者数はあてにならない。
人口当たりの死者数や重篤者数で判断するしかない。
マスコミは日本の優秀さをもっと報道すべき。
返信1
名無しさん
一見無駄に見える人材や施設設備が緊急の時に役に立つという見本でした。私たちも反省するところがあります。効率重視の雇用、派遣労働等、新自由主義者に安定した社会を荒らされました。
返信0
名無しさん
日本では去年秋に医療コストを減らすため、過剰病床を確か13万床削減する、そこに予算をつけると発表された。
今でもその流れは変わらず、厚労省は、ベッド削減した病院に総額644億円の交付金を出すと発言。しかもその財源は消費税。逆に増やしたほうが良いと思う。
返信0
名無しさん
日本は一から話し合って決めるところから始めてて、緊急時のこと決まってなかったのかと思った。
平時に無駄だと思われることも、決めておかないとだめですね。
国民の「今話し合うことか」って意見も、あまり言い過ぎないことかもしれません。
返信0
名無しさん
欧州の中では少ない方でも、アジア諸国(一部を除く)と比較すると文字通り桁が違うからね。そういった事実もちゃんと報道しようか。報道機関を自称するちゃんとしていない人達は。
返信0
名無しさん
日本では今、過剰病床を削減する流れになっていますが(東京、神奈川、埼玉、千葉など一部の都県を除き)、一般的には厚労省が主導してやっていると思われがちだが、実際は財務省の強権のもと行われている。厚労省に財務省に逆らう力などないからね。財務省のおかげで特に地方の地域医療はズタズタになり、今回のコロナに関してもマンパワーが限界に達しつつある。
お金のために人の命を軽視したツケが今の状況。
財務省の役人を入れ替えるくらいしなければまた同じことが起こるでしょう。
返信1
名無しさん
今回のコロナでは確かにドイツの病床数が功を奏した可能性はある。だがこのことは程度問題であって、重症患者数が2倍、3倍になった場合は結局イタリアやスペインと同じ事態になった可能性は否めない。ではどうするのか!日本では気付くのが少し遅かったが、ホテル等の借り上げで十分同じ機能が果たせるだろう。隔離をどう上手く運営できるかや部屋を確保するための法律は今後の課題だが、日本の取った対応をもっと称賛しても良いのではないか!病床数の拡大は病院の経営圧迫や日常の維持コストを跳ね上げさせてしまう。結果として無暗な病床数の拡大は平時の入院患者の引き込みへのインセンティブになってしまう危険がある。ドイツの結果は上手くいった事例にはなるが、記事の投稿主にはもっと深い分析をして頂きたいと思う。
返信0
名無しさん
南欧を踏み台にしてドイツは財政黒字になっているから余裕がある
逆にドイツに踏み台にされたイタリアやスペインは緊縮を強要されて
大量死を招いたからドイツやEUへの不信は増大しただろうね
返信0
殷紂王
これからは外国人との交流や旅行は制限されるだろうし、翻訳機もあることから、学校教育において英語は削減し、ごく基本的な医療知識を授業すればいいと思う。各自が家庭である程度まで判断できるように。登録販売者程度でいいだろう。或は感染症にしぼってもいい。社会は根本的に変わっている。価値観も当然に変わる。9月入学より優先してほしい。
返信0
名無しさん
病院経営は利益を出すことのみを使命とし過剰病床など論外。
都道府県の衛生研究所保健所も平時に合わせた最小限の施設に人員。
人獣共通感染症等の基礎研究予算も、魔の民主党政権以降少ないまま。
パンデミックを全く意識しない社会になっていた。
そんな状況でも、日々奮闘してくれている医療従事者、衛研保健所関係者には感謝です。
返信0
名無しさん
イタリアはお昼休憩が長く、お昼に家に帰って親族や近所の人と集まってほぼ毎日ワイワイランチを摂る習慣がいけなかったみたいですよ。スペインも同様みたい。
普段は人との触れ合いが多くて理想的社会でドイツは冷たいと言われる事が多いけれど、いざこういうものが流行すると触れ合いイコール濃厚接触につながるからね。
返信0
名無しさん
日本も病床削減でかなり削減され、去年も閉院勧告された病院たくさんある。今、感染症指定病院以外もコロナを受け入れつつある。もちろん、そのために緊急でない手術、入院を止めている。患者も自粛しているが、病院も平時と異なる運用をして、すべてはコロナ様のためです。これ以上長引くと、コロナのために治療が手遅れの患者さんが大量に出ます。取れば完治のはずが手遅れで転移したり、取れなくなる場合もあるでしょう。自粛すべき時は、皆、一斉に自粛しないとコロナだけでなく、その他の病気も手遅れで死にますよ。
返信0
名無しさん
ドイツの死者のカウントに、高齢者で他の疾患があると、カウントしていないとの報道が個人ジャーナリストの指摘がありました。その人はコロナではなくても死ぬと言う理由だそうで、又、高齢者には接触的に何もしないとありました。
本当の所はどうなのかなと思った。
もし本当なら、年金、医療費削減に政府が判断しそうで怖いです。
日本も他人事ではありません。検査をしていない肺炎で亡くなった高齢者が東京は増えていそうで、葬儀会社の方がその家族は大丈夫かと心配していました。
返信0
名無しさん
ドイツのように考えなしで韓国のようにPCR検査を多数行うと医師が感染し使い捨ての保護服や手袋、マスクが枯渇し、院内感染で医療従事者が多数感染した後で国内の感染者が爆発して死亡者が多数になると予想していたが本当にその通りになった。ドイツはメルケルの左翼理想主義のせいで感染拡大と死亡者の増加は避けられまい。時事はめをあけてられないらしい。
 >ドイツ公共放送連盟のニュース番組「ターゲスシャウ」によると、ドイツでは、4月中旬の時点で、病院や診療所で働く医療従事者6395人が新型コロナウイルスに感染し、8人が亡くなっている。4人に3人が女性で、平均年齢は42歳。この感染者数は4月初めに初めて公表され、2週間でおよそ3倍に増えたが、各地で感染者の職業が把握されていなかったことも関係しているという(未確認の感染者はまだいるはずだという)。
返信0
名無しさん
危機管理。自衛隊や警察、消防だけでなく、様々な分野でバランス良く必要ですね。日本にはアメリカのCDCのような機関はありません。
最近は気候変動、地震や今回の伝染病など、自然に纏わる大災害が目に着きます。(経済発展が減少のの拡大に寄与しているものもありますが)
返信0
sknowpea
大阪維新の市長の新型コロナウイルスへの対応を評価している人がいるが、大阪維新がこれまでやってきた救急医療と病床の削減を知らないんだろうな。
短期的な効率ばかりを重視して、長期的なリスク対応、そして人命を軽視する政策をとってきた政党ですよ。
でも愚かな市民府民はまた騙されてしまうんだろうね。
返信0
david
普段使わないものとして一番お金がかかってるのは防衛費で5兆円以上だ。仮に10兆円にしたとしても、もし有事になったら現代的戦争ではあまり意味を持たない。今回のコロナ禍を教訓にせめて1兆円以上、医療対策に使った方がいい。日本の未来のために。
返信0
名無しさん
ドイツでICUが異常に増えていたのは、パンデミックに備えてではなく補助金も含めた政治的経済的要因のため。だから削減という話も出ていた。
日本でICUが少なく一般病床数が多いのも経済的な理由。
ちなみに人口1000人あたりの病床数は日本14.3、ドイツ8.3、イギリス3.6、アメリカ3.2
日本は一般病床数は圧倒的に多い。
返信0
名無しさん
日本の人口あたりの医師の数が少ないのは、日本医師会の開業医達が自らの所得が下がらない様に、医師が増えるのを抑制している、と聞いたが本当だろうか?
返信0
zazaza
拡張性は緊急時にこそ役立つが普段は効率性を下げる要素でしかないからな。
災害リスクの高い日本も余裕のある社会システムを維持すべきなんだろうけど、世論は削減削減だからなあ。
まあ、斜陽の国家に緊急時の拡張性を気にしている余裕もないのも確かなんだろうけど。
返信0
名無しさん
日本も全国の法人宿泊施設を無理矢理病床にするだけで過剰の病床が確保できますが、政府や自治体は二の足を踏むため軽症感染者が増えずに
重症感染者ばかり目立ちます。
近所に法人宿初施設がありますが利用されている様子は約二ヶ月ほど全くありません、多分施設内管理者の物と思われるクルマしか止まっていません。
返信0
名無しさん
日本も同じ。平時には、入院期間が長すぎると、経済団体や政府の諮問会議から非難を浴び続け、どんどん減らされていたけど、今、病床の多さが日本を何とか踏みとどまらせている。医療に効率だけを求めた、アメリカ、イギリス、イタリアの惨事を、構造改革論者は思い知れ。
返信0
名無しさん
程度の差はあるが、世界中の国の医療従事者は命がけの努力をしています。
日本は、検査数が少ないことばかりが批判されるが、欧米と比較して死亡者数が少ないことが全てですよ。
返信0
KSS-272A
>実はドイツでは過剰な医療供給は、長年問題視されていた
インフラ整備と同じ、どの規模をどれほどのコストで作り・維持するか。
災害が有れば褒められ、無ければ無駄と批判される。
返信0


PDF