【ニューヨーク時事】米ミネソタ州で黒人男性が拘束時の暴力で死亡した事件を機に全米に広がった抗議デモで、ニューヨーク中心部マンハッタンで略奪が相次いでいる。 【写真】ニューヨークの店舗で、抗議デモのさなかに発生した略奪  5月31日夜~6月1日未明に標的になった有名ブランドの並ぶ南部ソーホーでは、シャネルなどが襲われ、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた小売店が器物損壊の被害に遭っていた。ニューヨーク市警は州外から来た「扇動者」が関わっていると見ている。  新型コロナの感染拡大を受け、ニューヨークでは3月下旬以降、小売店が閉鎖された。ニューヨーク市の経済活動は現在も停止しており、有名ブランドの店舗が並ぶソーホーはほとんどの店が閉まっている。  1日午後、周辺を歩くと、衣料品店「H&M」やスポーツ用品店「ルルレモン・アスレティカ」など多数の店のガラスが割れ、服がないマネキンが転がっていた。略奪対策のため店の前面を板で覆う工事があちらこちらで行われ、店内の商品を箱詰めする人もいた。  管理するビルの様子を見に来た女性(43)は「(テナントの店は)あと3週間ぐらいで再開できる見通しだったけど、デモ対策をテナントとすぐ調整しなければならなくなった」と話した。ビルは落書きの被害を受けていた。  ニューヨーク市は6月1日午後11時から2日午前5時まで市内全域で外出禁止令を出した。米メディアによると、実施前の1日夜以降、マンハッタンのミッドタウンでは広範にわたって略奪が発生。板を張っていた百貨店メーシーズも侵入された。CNNテレビの記者は「組織的(な動き)だ」と伝えている。相次ぐ略奪に市は夜間外出禁止令を7日まで延長。開始時間も午後8時からに早める。  米メディアによると、市警幹部は市内の暴動に関し、市外や州外からの「扇動者」がデモを利用して、略奪を行ったり、暴力をあおったりしているという見方を示した。暗号化された連絡手段を用いてガソリンなどを準備していた。デモに絡み5月28~31日に市内では786人逮捕されたが、逮捕者の7人に1人は州外から来ていたという。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/465340a466dec0a9172c3a5ecf78825d923e1d4c

時事通信


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