反日不買運動で日本小説の翻訳出版を控えていた韓国の出版社が、出版を再開しているとのニュースが出ていた。「へえ、知的世界でもそんなことがあったのか」と韓国社会の“反日横並び現象”にあらためて感じ入ったが、似たような出版の話で最近、地方のさる書店の日本小説コーナーが「倭寇(わこう)小説」と表示されているとして、韓国メディアが話題にしていた。  倭寇とは中世の東アジア沿岸で活動した日本の海賊のことで“悪者日本”の代名詞になっている。「倭寇小説」とは倭寇を描いた小説ということではなく、日本をおとしめる意味で「日本小説」に代わってそう表記したのだ。  書店の主人によると昨年秋、日本の対韓輸出管理厳格化を機に反日感情が高まった際、日本への怒りからそうしたという。これに対しメディアや世論の反応は「日本の小説を売りながら日本への卑怯(ひきょう)ないやがらせだ」「書店にしては知性がなさすぎる」などと批判的で、書店にも批判や抗議の声が多かったという。  韓国でも常識的な声はあるという意味であえて紹介したが、このところ街のスーパーではアサヒビールが並び始めている。官民挙げての反日扇動の熱が冷めると人びとも常識に戻りはじめる。この国際化時代に反日不買運動など恥ずかしい?(黒田勝弘)

https://news.yahoo.co.jp/articles/8feedb73cc837fbc8667476f8eb80526b557e24a

産経新聞

【関連記事】


PDF