イギリスで既に見つかっていた変異種よりも「さらに感染力が強い」新型コロナウイルスの変異種が新たに見つかったと、マット・ハンコック英保健相が12月23日の記者会見で発表した。

第2の変異種は南アフリカからもたらされた可能性がある。 「ここイギリスで、もう1つの変異種の感染例が2例確認された。2例とも、感染者は過去2週間に南アフリカに渡航歴がある」ハンコックはそう述べ、強い警戒感をあらわにした。 「新たに見つかった変異種はわが国で既に見つかっていた変異種よりもさらに感染力が強く、変異箇所がさらに多い可能性があるため、極めて憂慮すべき事態だ」 新型コロナウイルスの感染が急拡大するイギリスでは先週、最初の変異種が見つかったばかりだ。 <最初の変異種が見つかったばかり> 先週の記者会見でハンコックは、最初に見つかった変異種で「1000件を超える感染例が判明している。多くはイングランド南部に集中しているが、60近い自治体で発見されている」と報告したばかりだった。「感染の広がりがどの程度、変異種の性質によるものかは分からないが、それがどうであれ、残念ながらこの死を招く感染症を抑え込むには迅速かつ決定的な措置が絶対的に不可欠であり、ワクチン接種を進める一方で、厳格な行動制限措置を取らざるを得ない」 ボリス・ジョンソン英首相は12月20日、最初の変異種が確認されたことを発表し、感染例が出た地域では厳しい封じ込め策が取られることになると語った。 「感染の急拡大は変異種によるものとみられる。変異種はより感染しやすく、最大70%感染力が強い可能性がある」 ジョンソンのこの発表を受けて、各国が一斉にイギリスからの渡航制限に踏み切った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7efda5651264ac184e27357488ec4a956f75b674

ニューズウィーク日本版


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