1400万人のチャンネル登録者を抱える中国のユーチューバーが、韓国の伝統的なキムジャン(冬に食べるキムチを大量に漬けること)方式でキムチを漬けながら「中国の食べ物」「中国の料理法」と動画で紹介し、論議を呼んでいる。このユーチューバーは自身の投稿した動画の中で、白菜を塩漬けにしてヤンニョム(合わせ調味料)を挟むという方法でキムチを漬けている。

ユーチューバーのリー・ズーチーさんは今月9日、自身のユーチューブチャンネルに「ライフシリーズの最後のエピソード。白い大根の人生」と題する19分32秒の動画を投稿。11日現在、動画は276万回以上再生されている。

 動画の中で、リーさんは収穫した白菜を塩漬けにし、水気を絞る。次に、準備しておいた赤いヤンニョムを塩漬け白菜の葉の間に挟んでいる。リーさんは、赤とうがらしベースのヤンニョムが入ったかめに白菜を1株ずつ入れると、白菜の葉の間にまんべんなくヤンニョムを塗り込む。ヤンニョムを塗り終えた白菜をさらに大きなかめに移し、熟成させている。  リーさんはまた、水キムチやキムチチゲなどの韓国料理を作る様子も撮影し、投稿した。他の中国料理と共にキムチ料理を食べながら、動画は終了する。  韓国のキムジャン方式でキムチを漬ける様子を撮影したこの動画には、「中国の料理法」「中国の食べ物」などの英語のハッシュタグ(#を付けて検索をしやすくする機能)が付けられている。リーさんは韓国方式でキムチを漬けながら「中国の食べ物」と主張したわけだ。韓国のキムチと似ている中国の食べ物は、パオツァイ(泡菜、塩漬け野菜)として知られている。  この動画のコメント欄では韓国と中国のネットユーザーたちがけんかを繰り広げた。韓国のネットユーザーたちは「中国はキムチが自分たちのものだと言い張るだけか」「キムジャンの時期がいつなのかも知らない中国が、韓国のキムチを奪っていく」「普段からよく見ているユーチューバーだったが、キムチに手を出したリー・ズーチーにはがっかりだ」など、リーさんを批判するコメントを書き込んだ。  一方、中国語のコメントは「韓国人は偏狭だ」「飲食文化は他の国とも重なる部分がある」「最初から最後まで中華圏の飲食文化を紹介していて素晴らしい。リー・ズーチーに嫉妬する小さな国の人たちのことを気にする必要はない」など、リーさんを応援していた。  中国がキムチを自国の文化だと主張するのは最近に始まった問題ではない。中国官営メディア「環球時報」の英字版「グローバルタイムズ」は先月30日「韓国で輸入されているキムチの80%は中国のある村から来たもの」と題する記事を掲載し「中国のキムチが韓国の外食産業を支配している」と主張した。  環球時報は昨年11月29日、中国のパオツァイが国際標準化機構(ISO)の標準認証を受けたという記事を掲載し、キムチ宗主国の韓国にとって「恥辱」だと報じた。  しかし韓国政府は、中国がISO認証を受けたのは中国式の野菜の塩漬けだけであり、韓国のキムチは含まれないと反論した。また環球時報は、中国最大の検索サイト「バイドゥ(百度)」が韓国のキムチをパオツァイと紹介しているなどと報じ、「キムチの起源」論争に火を付けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e65e3ff23bdc46e8a687c2599671752704b1d6ad

朝鮮日報日本語版


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