【北京=吉田健一】中国で社会学者と称する男性が講演で、新型コロナウイルスの感染状況について「(中国の)死者は4000人だ。(20万人以上が死亡した)米国と比べれば1人も死んでいないに等しい」と笑いながら発言したことに対し、中国国内で批判が噴出している。

 男性が10月、広東省深センで講演した際の映像が最近、インターネットで拡散した。男性は、感染拡大に歯止めがかからない米国を皮肉りつつ、「(中国の人口)14億人のうち4000人が死んでも、誰も病気になっていないのと同じだ」とも語った。

 男性には、習近平シージンピン政権がコロナ封じ込めに成功していると持ち上げる意図があったとみられる。しかし、ネット上では、「情がない」「数字の背後には一人ひとりの命がある」「人の命は、物言わぬ統計データなのか」などと非難が集中。24日付の中国紙・新京報も「コロナ禍での数え切れない家庭の不幸を完全に無視している」と男性を痛烈に批判した。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20201129-OYT1T50096/?from=yhd

読売新聞オンライン


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