ルノーグループがルノーサムスンの最近のストの動きと関連し、「守るべき約束を履行しなければ新たな方法を探す」と明らかにした。ルノーグループ本社次元で釜山(プサン)工場でストが発生する場合には撤退もあり得るという警告をしたものとの分析が出ている。 ◇ルノー副会長「釜山工場の生産性向上不十分」 ルノーサムスンが9日に明らかにしたところによると、ルノーグループのモゾス副会長(製造・供給担当)は社内動画メッセージを通じ「私たちは経験したことのない厳しい時期を体験している。競争力を高めるという約束を守らなければ代案を探す」と明らかにした。釜山工場で生産中の小型クロスオーバーSUV「XM3」の輸出分を含め生産そのものを中断できるという趣旨だ。 モゾス副会長は「生産性を向上するという約束を信じて最高経営陣を説得しニュー・アルカナ(XM3)の欧州向けを釜山工場で生産することに決めたが、2020年末基準でその約束は履行されていない」と叱責した。品質(Q)、費用(C)、時間(T)、生産性(P)に基づいたルノーグループの独自評価によると、釜山工場は世界19カ所のルノー生産基地で10位となった。工場製造原価順位だけ見れば釜山工場はルノーグループの世界19カ所の工場のうち17位にとどまった。 韓国の生産基地の高賃金・高コスト体質もやはりルノー本社の指摘対象になった。モゾス副会長は「スペインと比較して釜山工場の製造原価は2倍に達する。ここに運送費まで追加する場合、韓国で自動車を生産して欧州に運ぶのは望ましくない」と明らかにした。 ◇「生産基地の役割に忠実でなければ」警告も ルノー本社はルノーサムスンの生産職労働者のストを座視しないという意志も明確にした。モゾス副会長は「釜山工場は安定した生産と納期を通じて欧州での販売に支障がないようにしなければならない」と呼び掛けた。ストにより生産に支障が生じる場合、XM3が欧州市場で相手にされなくなるだろうという指摘だ。モゾス副会長は続けて「釜山工場はスペイン工場と同水準の製造原価でXM3を生産し欧州に伝達しなければならない。これは釜山工場が順守すべき責任」と強調した。 最近ルノーサムスン労働組合は争議行為に向け投票を通じ、スト賛成を可決した。昨年10月に中央労働委員会から争議調停中止決定を受け労組が争議権を確保したためいつでもストが可能な状態だ。 一方、ルノーグループは世界的に「ルノルーション」という経営改革に着手し、最近ブラジルで1300人余りを減員した。新入社員の賃金も20%削減した。労組との賃金・団体交渉周期も4年に変更した。韓国では産別労組体制により賃金団体交渉周期が1年に固定されている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/15cebcd002fe874bde76abd6463bbaf4cd3c30d6

中央日報日本語版

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