覚醒剤の乱用で歯がぼろぼろになることを英語で「メス・マウス(meth mouth)」という。米ミズーリ州在住のフェイス・ヒル(22)も6年間、覚醒剤におぼれた結果、メス・マウスになり、最終的に歯をすべて抜くことになってしまった。 【画像】“総入れ歯”22歳女子の「ビフォーアフター」 そんな彼女はいま、「総入れ歯」になった姿をTikTokで公開し、薬物乱用がどれだけ歯を台無しにするか、その怖さを訴えている。 「私は6年間、メタンフェタミンにおぼれていました。道端で寝ていたこともあります。そして歯は壊れて腐っていき、ついにはすべてを抜くことになったのです」 ヒルは薬物依存症の治療のために何度もリハビリ施設に入り、ようやく依存から脱することができたのは昨年7月だという。2ヵ月ほど歯がまったくない状態で過ごした時のことを、「みじめでした。自分がとても醜く感じました」と彼女は米「バズフィード」に語っている。 総入れ歯にすることができたのは昨年12月のこと。「新しい姿」になったヒルは、TikTokで動画を何本も公開し、薬物の危険性に警鐘を鳴らすだけでなく、入れ歯のつけ方、毎晩の外し方とその洗い方なども投稿。それらの動画はバイラルになり、400万以上の「いいね」がついているものもある。 ある動画では、入れ歯に接着剤を塗ってつける姿を見せながら、ヒルはこう語りかける。 「みんな私に『入れ歯なしの状態で笑ってみて』って言うけど、それは空っぽのスマイルみたいで怖いよ。だからそんなこと頼むのはやめて」

入れ歯の人だって美しい

それでもヒルがTikTokに動画を投稿するようになったのは、「入れ歯の人だって美しい」という認識を社会で高めたかったからだとバズフィードに語っている。 「世の中のおかしなスティグマをぶち壊して、入れ歯を隠すのではなく受け入れるべきだということを示したかった。みんな入れ歯は“お年寄りだけのもの”っていうステレオタイプをもっているけど、そんなことはない」 「私はみんなに恥じてほしくないし、自分自身のことを美しいと感じられるようになってほしいから」

https://news.yahoo.co.jp/articles/b6efc8b1d47a3525f24b51350b77f9bb5f1eab39

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