【北京=中川孝之】中国は、日米豪印4か国の枠組み「クアッド」を、対中抑止を目的とした「インド太平洋版の新たな『北大西洋条約機構(NATO)』」(王毅(ワンイー)国務委員兼外相)と呼び、神経をとがらせている。

 中国外務省の趙立堅(ジャオリージエン)副報道局長は12日、クアッド首脳会談について「排他的な小グループにすべきではない」と述べた。中国軍は12~14日に南シナ海に面する海南島周辺で軍事訓練を行う。クアッドの連携をけん制する狙いとみられる。

 魏鳳和(ウェイフォンフォー)国務委員兼国防相は3月上旬の全国人民代表大会で、中国の封じ込めを図る米国と、切り崩そうとする中国との攻防が「今後長期間の中米関係の基調となる」と述べ、戦闘力強化を呼びかけた。中国はクアッドの結束を揺さぶるため、昨年から国境地帯で軍部隊の対峙(たいじ)が続くインドとの関係改善も急いでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/550cb01e427fe242bd47e4efe9a693488885c57f

読売新聞オンライン


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